環境に優しい!自動車リサイクルの仕組みを解説

こんにちは!吉岡商店です。
最近は、持続可能な開発目標「SDGs」が注目され、各企業をはじめとして様々なところで、環境への取り組みがされていますね。

私たちの自動車業界でも、環境に優しいリサイクル社会をめざす動きが活発化しています。

その中で「自動車リサイクル制度」が2005年から稼働しており、自動車メーカーやユーザー、廃車引取業者などが一体になって、循環型社会への取り組みをしています。

今回は、そんな「自動車リサイクル」の仕組みを解説したいと思います。車に乗る人にも大いに関係のある話ですので、ぜひお読みくださいね。

自動車リサイクルとは?

自動車リサイクルとは、自動車の廃棄物の削減と資源の有効活用をめざした社会システムのことです。

2005年1月から本格稼働しているので、すでに16年の歴史と実績があります。
それまでは、廃車になった車は解体業者や破砕業者によってリサイクルが行われていました。

しかし、金属などの素材や部品をリサイクルした後に残る「シュレッダーダスト」を処理するための埋立処分場が足りなくなったりして、車の不法投棄などが問題になっていました。
また、エアバッグ類の適切な処理も進まずに、カーエアコン冷媒(フロン類)の処理も十分に進んでいない状態でした。

こうした問題に対応するため、循環型社会形成推進基本法に基づく5番目の法令として自動車リサイクル法が制定されたのです。

現在、自動車ユーザー、自動車メーカー、輸入事業者、引取事業者、解体事業者、粉砕事業者など、自動車に関連する産業界が一体となって、自動車リサイクルが行われています。

自動車リサイクル処理の流れ

自動車リサイクルの流れは、ユーザーが車を買った時から始まります。
具体的には、以下のような流れになります。

ユーザー

車を購入する時に、リサイクル料金を支払います。
車を廃車にする時、使用済自動車をディーラーや整備業者、私たちのような廃車引取業者など、自治体の登録・許可を受けた引取業者に引き渡します。

引取業者

引取業者は、使用済自動車をフロン回収業者に引き渡します。

フロン回収事業者

フロン回収事業者は、カーエアコンで使われているフロン類を回収し、自動車メーカー・輸入事業者に引き渡します。
その後、使用済み自動車を解体事業者に引き渡します。

解体事業者

解体事業者は、使用済自動車からエアバッグ類を回収して、自動車メーカー・輸入事業者に引き渡します。
さらにエンジンやドアなどの中古部品として有用な部品を取り除き、解体した自動車を粉砕事業者に引き渡します。

粉砕事業者

粉砕事業者は、解体した自動車をシュレッダーマシンで破砕し、鉄などのリサイクル可能な金属を回収します。
その際に分別・回収したシュレッダーダストを自動車メーカー・輸入事業者に引き渡します。

自動車メーカー・輸入事業者

自動車メーカー・輸入事業者は、回収したシュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類を適正に処理します。

まとめ

このように、ユーザーも含めた自動車業界全体が一体となって、循環型社会をめざして活動しているのです。

私たち吉岡商店もその一員。
環境を守り、自動車の部品を有効的にリサイクルすることで、循環型社会の活動に関わっているのです。

「使わなくなった車を引き取って欲しい」「長年放置している車があるので廃車したい」というご要望があれば、私たちが責任を持って引き取ります。
査定は無料なので、ご相談ください!